東芝のオーブンレンジを検討していると、ER-D70BとER-D70Aのどちらを選ぶべきか迷う人は多いはずです。見た目は近くても、調理機能や使い勝手には意外と差があります。しかも、新しいモデルだから必ずしも全員に向いているとは限りません。毎日のあたためが中心なのか、オーブン調理までしっかり使いたいのかで、満足しやすいモデルは変わります。この記事では、ER-D70BとER-D70Aの違いを整理しながら、それぞれが合う人の特徴までわかりやすくまとめます。
ER-D70BとER-D70A、まず押さえたい全体像
どんな人がER-D70Bを候補に入れるべき?
ER-D70Bは、いま選ぶならなるべく新しいモデルがいいと考える人に向いています。理由は、現行モデルとして選びやすいだけでなく、調理の幅に関わる新しい要素が加わっているからです。特に注目したいのは、「石窯おまかせ焼き(鶏肉・野菜コース)」が使えることです。下ごしらえした食材を並べて加熱しやすいので、平日の夕食づくりを少しでもラクにしたい人には相性がいい一台です。
さらに、ER-D70Bは自動メニュー数が87、総レシピ数が126で、ER-D70Aより少しだけ選択肢が広がっています。数字だけを見ると大差に見えないかもしれませんが、毎日使う家電ではその小さな差が積み重なります。献立に迷ったときの逃げ道があるかどうかは、使い続けるほど大きな違いになります。最新モデルを安心して選びたい人、自動調理を活用したい人、そして省エネ性まで気にしたい人は、まずER-D70Bから検討するのが自然です。
どんな人ならER-D70Aでも十分?
ER-D70Aは、あたためや解凍、たまにオーブン調理をするくらいの使い方なら十分に満足しやすいモデルです。26Lのワイド&フラット庫内、1000Wのレンジ出力、100〜250℃のオーブン温度といった基本部分はしっかりしていて、毎日の食事づくりに必要な土台はきちんと備わっています。つまり、複雑な使い方を求めず、電子レンジとしての使いやすさを重視したい人には、今でも魅力がある一台です。
とくに、主な用途がごはんやおかずのあたため、冷凍食品の温め直し、トースト、簡単なお菓子づくりであれば、ER-D70Aで困る場面は多くありません。型落ちモデルとして在庫が残っていれば、価格面で選びやすいこともあります。もちろん新機能ではER-D70Bに分がありますが、家電は使い方に合っているかどうかが大切です。機能を余らせたくない人にとっては、必要十分なまとまりのよさがER-D70Aの強みになります。
新旧モデルの関係はどう見ればいい?
この2機種は、別ジャンルの製品というより、流れを受け継いだ新旧モデルとして見るとわかりやすくなります。ER-D70Aは2024年8月発売のモデルで、現在は生産終了品として案内されています。一方、ER-D70Bは2025年8月発売のモデルで、現行ページが用意されている後継ポジションです。見た目や容量が近いので迷いやすいのですが、選び方の基本はシンプルで、「新しい機能や今の売れ筋感を取るか、型落ちのバランスを取るか」という考え方で十分です。
ただし、後継モデルだからといって、すべての人に絶対おすすめというわけではありません。料理にどこまで手間をかけるか、どれくらい自動機能を頼りたいかで答えは変わります。ER-D70Bは機能の伸び方がわかりやすく、ER-D70Aは基本性能を押さえたまままとまっている印象です。この関係を最初に理解しておくと、スペック表を見たときに数字だけに振り回されず、自分に合う一台を見つけやすくなります。
26Lクラスで選ぶメリットは?
ER-D70BとER-D70Aはどちらも26Lクラスで、ワイド&フラット庫内を採用しています。ここは比較の前に、そもそもサイズ帯として魅力のある部分です。小さすぎると大皿やお弁当が入れづらくなりますし、大きすぎると設置スペースの確保が大変になります。その点、26Lクラスは日常使いと調理のしやすさのバランスがよく、一人暮らしから家族のサブ機まで守備範囲が広いのが魅力です。
しかもフラット庫内なので、回転皿のある電子レンジに比べて拭き掃除がしやすく、容器の置き方にも自由度があります。横幅のある弁当やグラタン皿も扱いやすく、オーブンレンジとしての使い勝手がぐっと高まります。設置面積を増やしすぎず、日常の不便は減らしたい。そんな条件にちょうど合いやすいのが、この26Lクラスです。容量だけを見ると同じでも、そのサイズ帯自体がすでに選びやすい理由になっています。
この記事でわかる比較ポイント
この記事では、見た目の印象だけではわかりにくい差を、実際の使い方に引き寄せて整理しています。たとえば、発売時期や現行・生産終了の違いだけでなく、自動メニュー数、石窯おまかせ焼きの有無、センサーの違い、年間消費電力量、トースト時間、角皿のつくりまで確認していきます。単にスペック表を並べるだけではなく、その差が毎日の使い心地にどうつながるかまで見ていくのがポイントです。
比較記事を読むときに大切なのは、優劣を一つに決めることではありません。自分に合う基準をつくることです。料理の頻度、置き場所、重視したい機能、価格の考え方が見えてくると、答えはかなりはっきりしてきます。ER-D70BとER-D70Aはどちらも選ぶ価値のある機種だからこそ、違いを知ることで納得感のある買い方がしやすくなります。
いちばん気になる違いはどこ?
| 比較項目 | ER-D70B | ER-D70A |
|---|---|---|
| 発売時期 | 2025年8月 | 2024年8月 |
| 位置づけ | 現行モデル | 生産終了品 |
| 総庫内容量 | 26L | 26L |
| 自動メニュー数 | 87 | 85 |
| 総レシピ数 | 126 | 112 |
| センサー | ハイアングル赤外線センサー/温度センサー | 赤外線センサー/温度センサー |
| オーブン・グリル出力 | 1350W/グリル1100W | 1150W/グリル800W |
| 年間消費電力量 | 70.4kWh/年 | 73.4kWh/年 |
| 角皿 | ヘルシーフラット角皿 | 角皿 |
| 質量 | 約17kg | 約14kg |
発売時期と現行・生産終了の違い
まず一番わかりやすい差は、モデルの新しさです。ER-D70Bは2025年8月発売の現行モデルで、ER-D70Aは2024年8月発売の生産終了品です。この違いは、単に発売年が1年違うというだけではありません。家電選びでは、現行モデルのほうが店頭や通販で見つけやすく、比較しやすく、購入後の情報も集めやすいという利点があります。「今から選ぶなら探しやすいのはどちらか」という視点では、ER-D70Bが有利です。
一方で、生産終了という言葉だけでER-D70Aを避ける必要はありません。性能が急に古くなるわけではなく、使い方が合っていれば十分戦力になります。ただ、在庫は時期によってばらつきが出やすく、色や販売店の選択肢が狭くなることがあります。欲しいタイミングで安定して買いやすいのはER-D70Bですが、在庫が残っていて条件が合えばER-D70Aを選ぶ理由もきちんとあります。最初にこの前提を押さえておくと、判断がかなりスムーズになります。
自動メニュー数はどれだけ変わった?
自動メニュー数はER-D70Bが87、ER-D70Aが85です。数字だけ見ると差は2つですが、総レシピ数で見るとER-D70Bは126、ER-D70Aは112で、こちらは差がもう少し広がります。つまり、毎日よく使う基本メニューだけなら体感差は小さいものの、いろいろ試したい人にとってはER-D70Bのほうが広がりを感じやすい構成です。「少しでも献立の引き出しを増やしたい」という人には、ER-D70Bのほうが相性がよいと考えられます。
ただし、自動メニュー数は多ければ多いほどいい、という単純な話でもありません。実際には、よく使うのはごはん、おかず、のみもの、解凍、トーストあたりに集中しやすいからです。そのため、普段の使い方がシンプルな人なら、ER-D70Aでも不足を感じにくいでしょう。逆に、休日にオーブン料理を楽しんだり、献立に変化をつけたりしたい人は、メニューの差が後から効いてきます。数字の差より、使い方の差で見たほうが納得しやすいポイントです。
「石窯おまかせ焼き」の差はある?
ここは2機種の違いとしてかなりわかりやすい部分です。ER-D70Bには石窯おまかせ焼きが搭載されていて、肉は鶏肉のみ、あとは野菜コースが用意されています。味付けした食材を並べてスタートしやすい仕組みなので、調理の手間を減らしたい人には便利です。忙しい日ほど、切って、並べて、あとは任せるという流れは強く感じられます。新しい機能差として最も目立つのはこの部分と言ってよいでしょう。
一方、ER-D70Aの機能一覧では石窯おまかせ焼きは表示されていません。つまり、あたためや基本調理は十分でも、ここは後継モデルで強化されたポイントとして見ておくのが自然です。毎日自炊する人、鶏肉や野菜メニューをよく作る人、手間を減らしながら食卓の満足度を上げたい人なら、ER-D70Bを選ぶ理由になります。逆に、自動焼きメニューをほとんど使わないなら、この差は魅力ではあっても決定打にはなりません。
センサーやあたため性能はどう変わった?
ER-D70Bはハイアングル赤外線センサーと温度センサー、ER-D70Aは赤外線センサーと温度センサーという構成です。表面の温度を見ながら加熱する考え方は共通していますが、ER-D70Bのほうがセンサー名から見ても新しく、位置も上面配置と案内されています。これに加えて、オーブン・グリルの出力はER-D70Bが1350W/1100W、ER-D70Aが1150W/800Wで、加熱まわりの数値もER-D70Bが強化されています。使い勝手だけでなく、加熱の土台そのものが一歩進んでいる印象です。
ただ、これも日常の体感は使い方によって変わります。ごはんや飲み物のあたためが中心なら、どちらでも十分使いやすいと感じる人は多いはずです。差が出やすいのは、食材の状態がばらつきやすい料理や、仕上がりに少しこだわりたい場面です。数値の違いが必ずしも劇的な差になるとは限りませんが、細かな便利さの積み重ねではER-D70Bが有利と考えやすいでしょう。最新モデルらしい改良点として見ておきたい部分です。
省エネ性能はどちらが有利?
年間消費電力量はER-D70Bが70.4kWh/年、ER-D70Aが73.4kWh/年で、数字上はER-D70Bのほうが省エネです。差は大きすぎるわけではありませんが、毎日使う家電なので、こうした小さな差は長く使うほど効いてきます。しかもER-D70Bはオーブン・グリル出力が強化されているのに、年間消費電力量は抑えられています。性能アップと省エネの両立という見方ができるので、家計面を気にする人にも印象は悪くありません。
ただし、電気代は使い方によって変わるため、年間消費電力量だけで選ぶのはおすすめしません。たとえば、トーストを頻繁に焼くか、オーブンをどのくらい使うかで実感は変わります。それでも、比較の物差しとしてはER-D70Bのほうが新しい分だけ整っているのは確かです。省エネ性を含めて総合点で選びたいならER-D70B、購入時の条件がよくて基本機能が足りていればER-D70A、という考え方がわかりやすいまとめ方になります。
毎日の使いやすさで選ぶなら?
ワイド&フラット庫内の使い勝手
ER-D70BとER-D70Aは、どちらも26Lのワイド&フラット庫内を採用しています。この共通点はかなり大きく、毎日の使いやすさに直結します。回転皿がないので、大きめのお弁当やグラタン皿、横幅のある保存容器も置きやすく、出し入れもスムーズです。レンジの中で器がぶつかりにくく、掃除するときもサッと拭きやすいので、使うたびの小さなストレスが少ないのが魅力です。
特に、朝にお弁当を温める人や、夕食で大皿料理を出し入れする人には、この広さのありがたさがよくわかります。ER-D70Bの案内では間口39.7cmのワイド庫内が強調されていて、より出し入れのしやすさを意識した見せ方になっています。とはいえ、ER-D70Aも同じ26Lクラスで使いやすさの基礎はしっかりしています。どちらを選んでも、フラット庫内の便利さはしっかり実感しやすいはずです。ここは大きな差というより、両機種に共通する長所と言えます。
お手入れのしやすさはどこが違う?
お手入れ面では、ER-D70Bが一歩進んで見えます。理由は、付属の角皿が「ヘルシーフラット角皿」になっていて、溝付きで余分な脂を流しやすく、容器も傾きにくい構造だからです。油が出やすいメニューを作るときや、汁気のある料理をのせるときに、この違いは地味に効きます。掃除のしやすさは、使い続けるほど満足度に差が出る部分なので、毎日使う人ほど見逃したくないポイントです。
ER-D70Aの角皿も鉄板ホーローで基本性能は十分ですが、ER-D70Bのようなヘルシー仕様まではうたわれていません。どちらもフラット庫内なので本体内部の拭き掃除はしやすいものの、付属品の気配りはER-D70Bがやや上です。お手入れのラクさを重視するならER-D70Bが有利ですが、調理後にその都度さっと洗う習慣がある人なら、ER-D70Aでも不便を感じにくいでしょう。ここは使う頻度で評価が変わりやすい差です。
角皿の形や使い勝手はどう違う?
角皿のサイズは、ER-D70Bが39.5×30.5cm、ER-D70Aが38.8×30cmです。数字だけなら大きな差ではありませんが、ER-D70Bは溝付きのヘルシーフラット角皿になっていて、単なるサイズ差以上に扱いやすさへ配慮があります。焼き料理では、余分な脂がたまりにくい構造は片づけの気分を少し軽くしてくれますし、容器の安定感も使う側にはうれしいポイントです。見た目以上に“使ってわかる差”が出やすい部分です。
ER-D70Aの角皿はシンプルで、基本的なオーブン料理には十分対応できます。パンやクッキー、グラタンなどを作るなら、困る場面は多くありません。ただ、鶏肉や焼き野菜のように脂や水分が出やすい料理では、ER-D70Bのほうが後片づけまで含めた快適さを感じやすいでしょう。角皿の違いはスペック表より実生活で効く差なので、焼き料理をよくする人ほどチェックしておきたいポイントです。
トーストや冷凍調理の使い心地は?
トースト時間を見ると、ER-D70Aは6枚切り2枚で5分45秒、ER-D70Bは6分50秒です。冷凍トーストはER-D70Aが8分15秒、ER-D70Bが8分20秒で、こちらはほぼ同等と言えます。意外かもしれませんが、トースト時間だけを見るとER-D70Aのほうが少し短い数字になっています。そのため、朝食でトーストをよく焼く人は、最新モデルが必ずしも速いわけではないと知っておくと判断しやすくなります。
ただし、オーブンレンジの使い心地は時間だけで決まりません。焼きムラの感じ方、裏返しのタイミング、ほかの料理との相性まで含めて見る必要があります。冷凍から焼き物や時短メニューの広がりを考えるなら、ER-D70Bのほうが料理の幅は広めです。トースト特化で考えるなら差は限定的ですが、朝食だけでなく夕食まで含めて使うなら、総合力ではER-D70Bを選びたくなる人も多いでしょう。用途の中心がどこにあるかが答えを分けます。
一人暮らし・二人暮らしに向くのはどっち?
一人暮らしや二人暮らしで考えると、どちらもサイズ帯としてはかなり使いやすい部類です。コンパクトすぎず、大きすぎず、日常の温めから簡単なオーブン調理まで無理なくこなせます。とくに自炊の頻度が高い人なら、26Lの余裕は思った以上に助かります。コンビニ弁当や作り置きの容器が入れやすく、休日にちょっと焼き料理を楽しむにも不足しにくいからです。生活人数だけでなく、自炊の深さに合いやすいサイズと言えます。
そのうえで選ぶなら、シンプルに使いたい人はER-D70A、少しでも自動調理や新しさを求める人はER-D70Bが向いています。ER-D70Bは本体質量が約17kgでER-D70Aより重めなので、設置や移動のしやすさではER-D70Aが気楽です。反対に、機能や省エネ性、今後の選びやすさまで含めるとER-D70Bの安心感が出てきます。一人暮らしでも料理好きならER-D70B、温め中心ならER-D70Aという分け方がしっくりきます。
料理の幅で見るとどちらが満足しやすい?
あたため中心の人に向くのは?
あたため中心で使うなら、ER-D70Aでも十分満足しやすいです。どちらも赤外線系のセンサーと温度センサーを備え、ごはん、おかず、のみもの、お好み温度あたためなど、日常で使う基本機能はしっかり押さえています。毎日使うのが残りものの温め直し、飲み物の加熱、冷凍ごはんの解凍なら、機能差が強く気になる場面はそこまで多くありません。レンジとしての基本力を重視するなら、ER-D70Aも十分有力です。
もちろんER-D70Bのほうがセンサーや加熱まわりの仕様は新しく、総合的には有利です。ただ、あたため中心の生活では、最新機能の恩恵を毎日フルで使い切るとは限りません。だからこそ、型落ちでも用途にぴったり合っていれば満足度は高くなります。家電選びでは、できることの多さより、実際によく使うことにしっかり応えてくれるかが大切です。あたため中心という前提なら、ER-D70Aは今でも十分検討に値するモデルです。
オーブン調理を楽しみたい人に向くのは?
オーブン調理をしっかり楽しみたいなら、ER-D70Bのほうが満足しやすいと考えられます。どちらも100〜250℃のオーブンに対応していますが、ER-D70Bはオーブン・グリルの出力が強く、庫内まるごと遠赤、ドームヒーター、大火力石窯ドームグリルといった表現が使われています。数字や名称を見る限り、後継モデルとして焼きの印象を高めたい意図がはっきり見えます。焼き料理の楽しさまで求めるならER-D70Bという見方はかなり自然です。
チキン料理、焼き野菜、グラタンのようなメニューをよく作る人は、こうした差が満足度につながりやすくなります。逆に、オーブン機能を使うのが月に数回程度なら、ER-D70Aでも不足しない可能性は高いです。オーブンレンジは、使えば使うほど機能差が効いてくる家電です。購入時点では小さな差でも、1年後に振り返ると「こちらにしてよかった」と感じるのは、料理好きほどER-D70Bになりやすいでしょう。
ノンフライ調理や簡単メニューの使い勝手
ノンフライ調理は両機種とも対応していて、油を控えたい人には使いやすい構成です。また、おつまみ1分や3分・5分・7分メニューのような時短メニューも共通しており、忙しい日の一品づくりにはどちらも役立ちます。そのため、簡単メニューを使う前提だけなら、ER-D70Aでも十分便利です。ここだけを見ると差は小さく、毎日の“すぐ一品ほしい”に応えてくれる力は共通しています。
ただし、ER-D70Bはここに石窯おまかせ焼きが加わるため、自動で焼き物を進めたい人には一段便利です。野菜や鶏肉メニューを気軽に回せるのは、平日の自炊でかなり頼もしく感じられます。簡単さをさらに一歩進めたのがER-D70Bで、ER-D70Aは基本を手堅く押さえたタイプと考えると理解しやすいです。ちょっとした差ですが、料理の面倒さをどこまで減らしたいかで評価が分かれるポイントです。
パンやお菓子づくりとの相性
パンやお菓子づくりを考えるなら、どちらも発酵機能を備えており、基本的な使い方には対応できます。クッキー、マフィン、パウンドケーキ、簡単なパンづくりなどを楽しむなら、26Lの庫内容量も扱いやすいサイズです。家庭で無理なく使えるオーブンレンジとして見れば、ER-D70Aも十分に候補になります。特にお菓子づくりは、頻度がそれほど高くない家庭も多いので、基本性能が安定していることのほうが重要です。
そのうえで、焼きの力や付属角皿の使い勝手まで含めて考えると、ER-D70Bのほうが一歩リードします。庫内まるごと遠赤やグリル出力の強さ、ヘルシーフラット角皿の扱いやすさは、焼き工程での満足度にじわじわ効いてきます。お菓子づくりを“たまに”ではなく“楽しみとして続けたい”ならER-D70Bという選び方は十分ありです。反対に、時々しか使わないならER-D70Aのコスパのよさが光ります。
忙しい日の時短調理で差は出る?
忙しい日の時短調理では、ER-D70Bのほうが差を感じやすいでしょう。理由は、自動メニューや総レシピ数の多さに加え、石窯おまかせ焼きの存在があるからです。手順が少ないほど、平日はそのまま使われやすくなります。帰宅後の体力が残っていない日でも、味付けして並べて加熱しやすい流れは大きな助けになります。時短調理で大切なのは操作回数を減らせるかどうかで、ER-D70Bはそこに強みがあります。
ER-D70Aも時短メニュー自体は持っているため、まったく不便ということではありません。ただ、調理を“ラクに感じる仕組み”の厚みではER-D70Bが上です。レンジは毎日使うものだからこそ、1回1回の小さなラクさが大きな満足につながります。夕食づくりを少しでも軽くしたい、献立の負担を減らしたいという人は、価格差だけでなくこの時短性を見ておくと、購入後の納得感が高くなります。
結局どっちを選ぶべき?
最新モデルを選ぶ価値はある?
ER-D70Bを選ぶ価値はしっかりあります。現行モデルとして買いやすく、石窯おまかせ焼き、自動メニュー数の増加、総レシピ数の増加、センサー表記の進化、消費電力量の改善、角皿の使いやすさなど、後継機らしい改良点がまとまっているからです。ひとつひとつは小さく見えても、毎日使うと積み重なって差になります。少しでも後悔しにくい選び方をしたいならER-D70Bという結論は出しやすいです。
特に、自炊が多い人や、買ってから長く使うつもりの人ほど最新モデルのメリットは大きくなります。生活スタイルが変わって料理の頻度が増えたときも、余裕を持って対応しやすいからです。新しい機能を今は使わなくても、後から使い道が増えることはよくあります。家電は毎日触れる道具なので、最初の数千円や数万円の差より、使い続けた満足のほうが大きく感じられることも少なくありません。
型落ちを選ぶときの注意点
ER-D70Aを選ぶなら、型落ちならではの見方が大切です。大前提として、性能そのものは今でも日常使いに十分です。ただし、生産終了品なので、在庫の有無や販売条件は時期によって変わりやすくなります。欲しい色が選べるか、希望するタイミングで買えるか、販売価格に納得できるかといった点は、現行モデルより確認が必要です。型落ちは“安いから正解”ではなく、条件が合ってこそ魅力が出る選び方です。
価格だけで飛びつくと、あとで新機能の差が気になることがあります。たとえば、自動調理をもっと使いたかった、焼き料理も楽しみたかったと思い始めると、ER-D70Bにしておけばよかったと感じる可能性があります。反対に、用途がはっきりしていて、あたため中心で十分だとわかっているなら、ER-D70Aは非常に現実的です。型落ちを選ぶときは、自分の使い方がすでに定まっているかどうかが大きな分かれ道になります。
価格差を見るときの考え方
実売価格は販売時期や在庫状況で変わるため、一概にどちらがどれだけお得とは言い切れません。だからこそ、価格差を見るときは金額だけでなく、何にお金を払うのかを整理することが大切です。ER-D70Bに上乗せして払うぶんは、現行モデルの安心感、自動調理の広がり、石窯おまかせ焼き、省エネ性、角皿の改良などに対する対価だと考えられます。差額を“機能の保険料”として見ると判断しやすいです。
一方で、差額が大きく、使い方がシンプルならER-D70Aの魅力は十分あります。実際、レンジはすべての機能を使い切らなくても満足できる家電です。毎日の用途に対して必要な性能があるなら、型落ちを選ぶのは合理的です。価格差が小さいならER-D70B、価格差が大きく用途が限定的ならER-D70Aという考え方は、かなり実用的な判断軸になります。
迷った人向けのおすすめ結論
結論をシンプルにまとめるなら、迷ったらER-D70Bがおすすめです。後継モデルとしての進化が素直で、現行品として選びやすく、あとから「こちらにしておけばよかった」と感じにくいからです。特に、自炊の頻度が高い人、焼き料理も楽しみたい人、時短機能を活かしたい人にはER-D70Bのほうがしっくりきます。迷って決めきれないときほど、総合力の高いほうを選ぶのは失敗しにくい考え方です。
ただし、すでに使い方がはっきりしていて、あたため中心、トーストや簡単調理がメイン、できるだけ条件のよい型落ちを選びたいという人ならER-D70Aでも十分です。大切なのは、どちらが上かではなく、自分の暮らしにとってどちらが無駄なく働いてくれるかです。必要な機能が見えている人ほどER-D70Aも選びやすく、少しでも幅を持たせたい人ほどER-D70Bが合いやすい、というのが自然な結論です。
買う前に最終チェックしたいポイント
最後に確認したいのは、置き場所、重さ、使いたいメニュー、価格の4つです。ER-D70Bは左右3cm以上、上方10cm以上のスペースが必要で、質量は約17kgあります。ER-D70Aは左1.5cm以上、右4.5cm以上、上方10cm以上で、約14kgです。設置条件は細かく違うので、スペースに余裕があるかどうかは先に見ておきたいところです。サイズ表だけでなく、置き方まで確認することが失敗防止につながります。
そのうえで、石窯おまかせ焼きが欲しいか、あたため中心で十分か、型落ちでも納得できるかを整理すれば、答えはかなり出しやすくなります。最新モデルの安心感を取るならER-D70B、用途が明確で価格重視ならER-D70Aです。どちらを選んでも26Lのワイド&フラット庫内という大きな魅力は共通しています。最後はスペックの優劣ではなく、毎日の使い方にどちらが自然に溶け込むかで決めるのがいちばん後悔しにくい選び方です。
まとめ
ER-D70BとER-D70Aは、どちらも26Lのワイド&フラット庫内を備えた使いやすいオーブンレンジです。違いがはっきり出るのは、現行モデルか型落ちか、自動調理の広がり、石窯おまかせ焼きの有無、消費電力量、角皿のつくりなどの部分です。迷ったときは、料理の幅を広げたいならER-D70B、あたため中心で条件のよい型落ちを探したいならER-D70Aという考え方がわかりやすいでしょう。毎日どんなふうに使うのかを基準に選ぶと、納得しやすい一台が見つかります。



